2008年12月27日

転落人生ならぬ転落人!!

長いことサボってしまいました。コレには色々訳があるのですが、言い訳をせずに本題に入ります。ホリエモン、小室哲哉等、今までに転落人生を見てきましたが、岡田薫人生初の転落人を見ました。日はさかのぼり12月13日の土曜日、サイパン(テニアン)に向かうため、渋谷駅新南口で成田エクスプレスを待っていた時の事です。いつもは4号車か5号車に乗ることが多かったのですが、その日はどういうわけか10号車でした。いつもこんなに長い列車だったっけなと思いながら電車を待っていました。飲み物を買おうと自動販売機の前に行くと、前日は花金だったせいか、ホームで大の字になって寝ている若者やフラッフラになった酔っ払いが数人いました。大の字になっている若者をまたぎ、暖かい日本茶のペットボトルを買い後ろ向きに又、その若者をまたぎベンチに帰ろうとした時、岡田薫にぶつかりそうになった、35~6歳の酔っ払いがいました。湘南ラインの方にフラフラと歩いていき、ホームからちょっと手前で方向転換!!その直後新南口の改札を支えているコンクリートの柱に激突。と言ってもそんなに強くぶつかった訳ではなく、その柱の内側から恵比寿方面へ歩いていきました。岡田薫はベンチに座り、ガキの様にパスポート、お金、イーチケット等を確認していました。隣には可愛い外国人の赤ちゃんとお母さんとお父さん。前には、これから出張に行くぞと言う雰囲気の本を読見ながら列車を待つサラリーマン。その時、ドサッ、ジャリと言う音が聞こえました。その時サラリーマン風の人が線路を覗き込んでいるのを見て、何か落としたのかなと思いました。と、その瞬間、‘‘人が落ちた’’と言うのでまさかとは思いましたが
僕も4~5mほど前に行き線路を見ると、さっきの酔っ払いが転落していて、レールの上に頭が乗った状態で倒れているでは在りませんか。成田エクスプレスは7時13分発です。そのサラリーマン風の人と、岡田薫は駅の時計を見てちょっとためらいました。なんと7時10分じゃありませんか。サラリーマン風の人は右、左、下(ホームの下の隙間)を確認し、岡田薫と、外国人が手伝うのを前提の如く線路へと飛び降りました。外国人の奥様が、近くにあった非常ベルを鳴らしました。僕も飛び降りようとしましたが、引き上げる人が外人一人になってしまうとまずいと思い(決して臆病になったわけではありませんが、正直怖かったです)、外人さんとホームで引き上げる方が賢明だと判断し上で待ち、その後引きき揚げているところで、反対方のホームにいた男性も手伝ってくれて無事救出しました。その後下に下りていたサラリーマン風の人を引っ張り上げ一件落着。非常ベルが鳴っているのに駅員は来ませんでした。その間多分1分30秒くらいだったと思いますが、7時13分発の列車は7時12分には渋谷駅にはいってくると思われます。しかし外国人の奥様が機転良く非常ベルを鳴らしたので、列車は少し遅れてきたのだと思いますが7時16~7分に来たと思います。7時10分の時点で岡田薫が瞬間的に考えたのは、7時12分には列車が入って来る。今7時10分だけどそれが7時10分5秒なのか、7時10分55秒なのか、、、。それにしてもサラリーマン風の人は正義感と、度胸があるひとだなぁと感心しました。それにしてもツイているのは転落人です。普段はそこにはあまり人がいないのです。又、目の前に、非常ベルがあったのです。又湘南ライナーを待つ人が一人いた事です。そして7時11分ではなかった事です。その1分がその人の命を救ったといっても過言ではないと思います。サラリーマン風の人も11分だったら、又12分だったら、線路に下りなかったと思います。渋谷駅は原宿方面から曲がっているのでホームに入ってきた列車が目の前に来るまで見えませんから。まぁ、事無きを得増したが、この事はJRの本部には報告されていませんでした。駅長らしき人が来たのは7時14分くらいだったのに、、、、。



Posted by ピアノッチ at 20:22│Comments(1)
この記事へのコメント
今回は驚きがたくさん! 年末の繁忙期を前にエネルギー充電の旅に出るはずだったでしょう? ところが直前にそんな危険な出来事に遭遇するとは、なんてドラマチックな廻り合わせなんでしょう! 書いてあるように、やっぱり一番先にすべきは、非常事態を知らせるブザーを鳴らすことですよね。先月、私の知っているイタリア人カップルも新宿駅でホームから線路に落ちた人を見て、男性のほうがすぐにブザーを押したそうです。私たち日本人って、平和に暮らしているせいか、非常時に備える意識がOFFになっている。軍事訓練を受けてる人も少ないですしね。常に身近な非常ボタンや避難経路を確認する習慣を持つべきなんでしょう。薫さんがホームに留まって、上から引き上げる役に回ったのは大正解! もし列車が入ってきたりして、自分の心臓にトラブルが起きたら大変じゃないか(怒)! 今回落ちた方は本当にラッキー。救助した方たちは警視総監ものです。それなのに!JR本部に報告がされてないというのが、次の驚き!
でも、一番の驚きは、なんかこの文章、すっごく上手!状況がよく分かります。ヴィジュアルに。これまでよりダンゼン巧くなってる。題材のせいか、時間と共にアタマの中でアイディアが練れていたのか、積み重ねのおかげか…。さすが努力家は違うのだなあ、と関心したのでした。
Posted by capiglia at 2008年12月29日 18:31
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